卒業生インタビュー

Interview

多くの出会いやサポートが、進みたい道を示してくれました

村川 洸介さん

2021年3月卒業

就職先:株式会社スリーボンド

印象的な授業またはプログラムを教えてください。

高校時代の修学旅行で、添乗員さんのキビキビ働く姿に憧れ、添乗員を目指そうと、「観光・ブライダルコース」のある本学科に入学しました。ところが入学してみると、小中高に比べて自由な時間があり、行動範囲も広がります。友人も増え、いろいろな考え方にふれていくうちに、「添乗員」にこだわらなくてもいいかな、と思いました。衝動的でもいいので、さまざまな経験をしていろんな人と出会ってから、自分の進路を決めようと考え直しました。
経営学に興味があり、「経営者目線を持った社会人になりたい」と考えて、自分の希望に近い「事業承継・起業コース」へ進むことを決めました。本学科は、まず入学後に1年かけて進路を見つけることができて、しかも5つのコースが用意されている。進みたい道が見えるまで、悩める時間があるのは、とても良いと思います。

就職活動を振り返ってみていかがですか?

3年次の「地域経済論」で、埼玉県所沢市で地ビールの製造販売会社の話を聞く機会がありました。この会社は、原料生産から消費までが地域内で完結する「地域内経済循環」を実践しています。出来上がったビールは、地域のお祭りで地域住民とともに楽しむのです。地ビールを核に、地域の農業も住民も元気になる仕組みで、ビジネスとはいえ、地域を巻き込んで楽しんでいる様子がとても印象的でした。働く楽しさが伝わり、私もこんな仕事に就くことができたらいいなと考えさせられました。
学ぶうちに、就職希望先は添乗員から金融へと変わっていきました。というのも、石橋貞人先生のゼミナールに所属し、ある時先生が、「20歳くらいで将来の道を選択するのは難しいことで、正直、何をしたいかは分からないだろう。でも、金融は全ての職種に通じること。ファーストキャリアを金融で積み上げていくうちに、やりたいことが見つかるだろう」と話してくれたことが、きっかけになりました。

これから明星大学に入ってくる後輩にアドバイスを!

3年次12月に開催される経営学部主催の「大模擬面接会」に、各分野の企業が参加してくださいます。金融を目指していたものの、まだ自分に自信がなかったので、金融ではない会社の模擬面接を受けてみると、人事担当の方がとても感じがよく、しかも自分を評価してくださったので、興味がわいて会社を調べ始めました。ところがうまく調べきれずキャリアセンターに相談したところ、入社している先輩に掛け合って連絡を取ってくれ、会社について質問する機会をつくってくれたのです。結果、それが内定につながり、感謝しています。
入学前は添乗員になろうと思っていましたが、内定をいただいた会社に行き着きました。それも、選択肢が幅広い本学科だからこそ、だと思うのです。4年間の学びのなかから、必ず自分のやりたいことが見つかるでしょう!

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