地域ブランドマネジメントコース

地域を活性化するための事例、理論、実践手法を学ぶ

地域特産物のブランド化、アニメツーリズムによる街づくり、商店街や観光地の活性化など、地域社会に活力を取り戻す施策を学びます。
地域デザイナー、地域活性化コンサルタントを目指す人に向いたコースです。

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どんな授業か(目的)

多摩地域の社会問題を解決するための手法として、マーケティング理論を元に、地域ブランド開発やコンテンツツーリズムの考え方を活用し、現実の社会問題について、産業や観光の振興から捉えます。地域資源の活用を巡る現状と問題点を理解し、その原因について深く考察する問題発見の能力を高めると同時に、「地域ブランド」「商業・サービス」「コンテンツ」を切り口に実践的な問題解決能力を身につけます。

授業の特色 1

地域創生の先進事例を現場担当者から紹介します。

  1. カクテル倶楽部のまち 宇都宮カクテルの開発事例

    「宇都宮」といえば、「餃子」の一般的なイメージ。でも餃子だけでは単価が低く観光・宿泊客は増えません。そこで、餃子に代わる新たな観光資源を発掘。それが「宇都宮カクテル」。

  2. 小江戸で観光誘致 川越の小江戸商店街の事例

    川越市には年間650万人以上の観光客が訪れます。その多くが「一番街」というメイン通りだけを回遊。近隣には多くのシャッター商店街が点在します。そこで、各商店街が独自の工夫で活性化をプロデュースします。

  3. 立川はなぜ壊されたいのか アニメ聖地巡礼の誘致

    立川市はアニメの舞台となって好んで街が破壊されています。「とある科学の超電磁砲」を契機に、とあるシリーズの人気から街の巡礼マップを作成して配布。その後に関連イベントを開催して今や全国、海外から作品のファンが来訪しています。

  4. 多摩最古のビール復活! 日野市の産業振興の取り組み

    多摩地域には、100年以上前にオリジナルのビールがあったのをご存知ですか?
    発掘調査と蔵の調査をきっかけに、TOYODA BEERの復刻が実現して日野市と地域の活性化が進行中です。

授業の特色 2

学生がチームを作り、地域の現場視察と聞きとりを行い、提言を行います

  1. 地域ブランド開発の現状と課題
  2. 商店街・観光サービス振興の現状と課題
  3. コンテンツの開発可能性

これら3つのテーマから地域資源を活用した政策を日野市へ提案します。現地視察と取材を経て地域資源活用の現状と社会問題を発見していきます。

卒業研究のテーマ

地域ブランドの開発と地域活性化の研究
アニメツーリズムと地域活性化の研究
アパレル企業の競争力比較