卒業生インタビュー

Interview

可能性の広がる未来について思考する4年間を大切にして

剱持 光里さん

2022年3月卒業

就職先:富士通株式会社

印象的な授業またはプログラムを教えてください。

将来は会計関係の職に就きたいと考え、経営学科を選択しました。
3年次からのゼミでは、毎週、指定の本の要約をする課題が出されました。読書は好きですが、指定の本は自分の興味から遠い分野で、最初は内容が頭に入らず苦労しましたが、回数を重ねていくうちに、本の内容を俯瞰しながら読めるようになり、文章を要約するにも内容の整理と組み立てができるようになりました。先生からの訂正の赤字がゼロだったときは、達成感でいっぱいでした。この課題をこなせたおかげで、自分の考えを論理的に頭の中で組み立てて文章化が容易になり、長文を書くことに楽しさを見出せるようになりました。物事を抽象化して見たり、複眼的に捉えられるようになったり、考え方にも厚みが出たように思います。

就職活動を振り返ってみていかがですか?

入学当初は、会計関係の職業を目指していましたが、大学の学びの中で視野が広がり、最終的にITの仕事へと変わっていきました。そのきっかけは、経営戦略の授業です。授業を受けているうちに、企業や組織の仕組みに興味を持ち、また、2年次からアルバイトをしていた会計事務所でクラウドが導入されてこともあり、そこから「仕組み」としてのITに興味を持ち、就活ではIT企業から内定をいただくにいたりました。
就活で重視したのは、自分の考えを分かりやすく人に伝える練習でした。私はもともと緊張しやすい性格で、練習の場でも話す内容が要領を得なかったり、頭が真っ白になることも多々ありました。そこで、部屋では自分の考えを時間制限せずに話したり、エントリーシートの内容を暗唱して感覚を定着させる努力をしました。
キャリアセンターが募集していた就勝プロジェクトにも参加し、将来への心構え、業界研究や企業研究の仕方、企業は何を見ているかなど、さまざまなことを学びました。就活の参考になっただけでなく、社会人になっても活用できる学びだったと思います。
内定先では、SEとして、人びとが命の危険なく、安心して暮らせる社会づくりに貢献できるような活躍をしたいと考えています。

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