経営学部経営学科 谷井ゼミ(担当:谷井良教授)では3年生を対象に、シェアリングエコノミーのパイオニアである軒先株式会社(以下:軒先社)との産学連携プロジェクトを展開しました。4か月もの期間をかけて取り組んだ本プロジェクトの集大成として、7月21日に学内で開催された成果報告会の内容をお知らせいたします。
お知らせ
TOPICS経営学部・谷井ゼミが産学連携プロジェクトの報告会を実施しました
2021.7.28
概要
谷井ゼミでは「ビジネスプランニング」について日々学んでおり、新商品・新サービス・新事業によって新しい価値を生み出す力を養っています。また、学び得た知識のアウトプットの場として、ビジネスの第一線で活躍される方をゲスト講師に招聘し、産学連携活動を行って自分たちが企画したビジネスプランについて授業内で成果報告会を行うことも特徴の一つです。
今年で3年目となる軒先社との産学連携プロジェクトでは、「軒先社に登録されている遊休スペースを使って新しい事業・サービスを企画して提案する」をテーマに毎回取り組んできましたが、今回は新たに「SDGsとの関連性」を考慮した新しいビジネスプランニングに挑戦しました。
報告会の様子
報告会では軒先社・西浦明子社長をゲストに迎え、考案した企画についてチームごとにプレゼンを実施。どのチームも独りよがりなサービス提案にならないよう、ターゲットや利用例を紹介するなどペルソナの設定を心がけていたほか、提案サービスにおける軒先社との関連性や具体的な宣伝方法までを提案に盛り込んでいました。
経営者からの講評
発表後には西浦社長から、チームごとの講評とプロジェクトの総評をいただきました。トラブル発生時の対応想定について「たとえ千回に一回発生する程度のわずかな確立だとしても可能性を十分考慮してほしい」と、業界を牽引する経営者ならではの鋭い着眼点は、学生たちにとって学びを深める貴重な機会となりました。
感想
渡辺 拓登さん(ゼミ長)
本プロジェクトの大変だった点は、チームごとの提案だったので、担当の割り振りや企画を絞り込むことに苦労しました。谷井ゼミのメンバーは自由な発想を持つ人が多く、意見交換も活発なため、発案時の段階では100件ものビジネスプランが飛び交いました。4か月にわたって取り組んできた本プロジェクトですが、それでも時間が足りないと思うほど密度の濃い学びを経験できました。
大石 蒼香さん
「SDGsとの関連性」を考慮したビジネスプランの提案は初めてだったので、最初はSDGsとは何かを学ぶ段階からスタートしましたが、今まで意識してこなかったジェンダーや働きがいについて日常生活で意識するように変わり、自分の視野を広げるきっかけになりました。また、企業のインターンシップにはグループワークもあるため、今回のプレゼンで得た経験を活用していければと思います。
軒先株式会社について
だれでも簡単にお店が開ける「軒先ビジネス」、社会問題を解決する新たな駐車場のシェアシステム「軒先パーキング」、既存飲食店の空き時間を活用して開業できる「magari」など、複数のスペースシェアサービスを運営している日本国内におけるスペースシェアのパイオニア企業。
【社名】軒先株式会社
【所在地】東京都千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル3階
【代表者】西浦 明子(代表取締役)
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