戦略的キャリアデザインコース

民間企業や官公庁・公共サービスの即戦力を目指す。

経営学全般の学修と実践を通じて、実務家としての基礎能力を高め、民間企業および官公庁・公共サービスの即戦力として活躍する意欲のある人向けのコースです。 経営戦略や組織、人の行動と心に関する理論とスキルを修得し、実践的授業を通して、日本社会や幅広い産業に貢献する人材になることを目指します。

コース紹介動画を見る

どんな授業か(目的)

戦略的キャリアデザインコースでは、学生自身が、自分のキャリア(職業人生)を、戦略的に(目的を持って)、デザイン(創造)してもらうため、「どのような社会人になりたいか」を重視しています。
特に、本コースの講座では、幅広い基礎知識を身につけ、産業・業種を縦串とした際、横串で見られる社会人になってもらいたいと考えています。
そのため、本講座を通して、社会を的確に見るための“汎用性の高い”(どこでも使える) 「メガネ」(モノの見方、本質的な思考力や洞察力)を、学生が自ら手に入れることを目指しています。
このコースで粘り強く真剣に学んだ学生は、心地よい充実感を体験し、従来とは社会の見方が異なり、主体的に考えて自立しようとする自分に気づくでしょう。

授業の特色 1

優れた企業の経営者の経験を通して、自ら考え抜き、まとめ上げる

優れた企業の経営者や現場社員の人生経験を材料に議論し、要約することで、自ら「考え抜き、まとめ上げる」力を養う。
また、この議論や要約を通して、自らが主体的に考え、自立するきっかけを作る。

  1. あなたのビジョンは何でしょうか?
  2. 授業で取り上げた企業や経営者(創業者)、社員は、どのように成長してきたのでしょうか?
  3. その企業は“なぜ”成功したのでしょうか?(どのような仕組みを取り入れたのでしょうか?)
  4. あなたに当てはめると、何が課題でしょうか?
  5. 課題を解決するためには、どういったことを行う必要があるでしょうか?

授業の特色 2

身近なモノはどんな“仕事”で支えられ、それをどう説明するのか?

もう一つの課題は、「身近なモノ(製品やサービス)は、どんな“仕事”で支えられているのか?」を考える。グループで力を合わせて徹底的に調べることから始める。調べたことをもとに考え、議論することを繰り返す。特に、モノの流れ(サプライチェーン)や顧客との関係(カスタマーリレーション)の全体像を理解し、川上(研究開発)から川下(顧客接点)の調査・分析をもとに課題を導出し、その解決策を考える。さらには、それらを発表することで「汎用的なスキル(洞察力、プレゼン力など)」を習得する。

  1. 身近な製品・サービスには、どのような業界が存在するのか?
  2. 各々の業界には、どのような企業が存在し、何の仕事をしているのか?
  3. 各々の企業は、どのように協力したり、競合しているのか?
  4. 各々の業界・企業が直面する本質的な課題、およびその解決策は何か?
  5. あなた方(グループ)は、それらをどうやって説明するのか?

卒業研究のテーマ

自動車産業における特色のあるプロモーション戦略の研究
「やりたくないが、やらなくてはいけないこと」 へのモティベーション理論の活用
地方分散型社会における自治体と企業の顧客戦略のあり方
ビジネスパーソンの「人を動かす」力とその習得プロセス ~日本経済新聞「私の履歴書」の事例研究より~
球団運営におけるキャッシュレス決済の導入戦略の現状と展望